「好きを仕事」にした人

好きなことで行動を起こす。たったそれだけで、100人の中の1人になれます~山﨑将太さんインタビュー~

2012年に体育大学をご卒業後、アフリカでのボランティア活動や、中古トラック販売会社での仕事を経て、現在はパーソナルトレーナーとしてボディメイクスタジオASmake(アスメイク)を経営されている山崎将太さん。

今まさに「好きなことを仕事に」を実現している山崎さんが、そこにたどり着くまでにどのような道を歩まれてきたのかをインタビューしました。

佐藤
佐藤
2012年に体育大学をご卒業されてからは、どんな活動をされていたのでしょうか?
山崎さん
山崎さん
卒業後は1年間アルバイトをしていました。

次の年から青年海外協力隊のボランティアでアフリカに行き、2年間、ずっとやっていた柔道を子供たちに教えていました。

佐藤
佐藤
どうしてボランティアに行こうと思われたのですか?
山崎さん
山崎さん
大学4年の時、教員採用試験に落ちてしまったんですね。

それで、来年また受けてもいいけど、それ以外の道を行ってみるのも面白いと思って、ボランティアに行くことにしたんです。

佐藤
佐藤
そうなんですね。そして、帰国後はどうされたのでしょうか?
山崎さん
山崎さん
社会人をやったことがないな、と思って、特にやりたいことではなかったのですが、中古トラック販売の会社に入りました。
佐藤
佐藤
どのくらい続けられたのでしょうか?
山崎さん
山崎さん
10ヶ月ほどで辞めてしまいました(笑)。

トラックに興味が持てなくて、やらなくてはいけないと思っても、全然頭に入ってこない。

根本的に楽しくないので、これ以上やっていてもしょうがないと考えて、辞めることにしました。

佐藤
佐藤
なるほど、興味のないことには頑張れない、すごくよく分かります(笑)。そこから、パーソナルトレーナーの道を模索されたのですね。
山崎さん
山崎さん
はい。何をやりたいか絞ろうと考えて、ボランティア時代に柔道を教えていた時に、

その「教えること」がすごく楽しかったのと、

あとは個人的に「トレーニング」をすることが好きだったので、「パーソナルトレーナー」という仕事が頭によぎりました。

それで、ちょっとそれやってみようということで、パーソナルトレーナーで働けるジムを運営している会社に転職しました。

そこで2年弱、経験を積み増して、昨年、独立をしました。

佐藤
佐藤
独立をすることは以前からの目標だったりしたのですか?
山崎さん
山崎さん
もともと面接の時から、ゆくゆくは自分の店を持ちたいと話してはいました。

その時は、独立をするのでも、そのジムの支店を持たせてもらうのでも、どちらでも良いかなと考えていました。

ですが、そのジムの経営が悪化して、従業員も辞めてしまって、さすがに支店を持たせてもらうのは無理だな、となって、自分で独立する道を選びました。

佐藤
佐藤
独立の道を進むのは大変ではなかったでしょうか?
山崎さん
山崎さん
ジムでは会社員の立場で働いていたので、トレーナーとしての技術しかなく、経営の知識が全くなかったんですね。

なので、経営面については、本当に手探り状態でやっていましたので、そこは苦労しました。今でも勉強しながら、試しながらやっています。

佐藤
佐藤
パーソナルトレーナーとしての仕事と、ジムの経営の仕事があると思うのですが、どちらが好きですか?
山崎さん
山崎さん
経営の仕事は、正直、あまり好きではなくて(笑)。

トレーニングの現場、パーソナルトレーナーとしての仕事が大好きで、そこは勉強していても、とても楽しいです。

佐藤
佐藤
そうなんですね(笑)。今、山崎さんが経営されているASmakeは、「女性専門」に特化されていますが、ここは何か意図があるのでしょうか?
山崎さん
山崎さん
男の人は、「筋肉つけたい」「痩せたい」といった具合に、割とざっくりとしたご要望が多いのですが・・・

女性のトレーニングは、例えば「二の腕を細くしたい」といった具合に、ニーズが細かいんです。

それは実はすごく専門知識が必要で、難易度も高いのですが、その方が、個人的にはやりがいがあるんです。

レベルの高さが求められるので、その分、達成できたときのよろこびが大きい。

そうしたことから、女性専門にターゲットを絞って、ジムの経営をしています。

佐藤
佐藤
難易度が高いほど、達成した時の喜びは大きいですよね。
山崎さん
山崎さん
はい。お客様もトレーニングの成果が出ると、とても喜んでくれます。

それがまたとても嬉しく、楽しくて、どんどんこの仕事にハマっていきましたね。

知識や技術が高まるたびに、さらにまた楽しみが増えていく感じです。

佐藤
佐藤
先ほどのお話にもありましたが、「教える」ということも山崎さんの好きなことなのでしょうか?
山崎さん
山崎さん
まさにそうですね。

アフリカでも、柔道を教えていた生徒がチャンピオンになったことがあったのですが、それがとても嬉しかったです。

人に教えて、その人ができるようになって達成する、

これがとても楽しくて、その体験も今の「好きなことを仕事に」に繋がっていると思います。

佐藤
佐藤
逆に、好きなことを仕事にしていて、苦しいこと、辛いことというのはあるのでしょうか?
山崎さん
山崎さん
トレーニングをやって変わりたいというお客様が来ても、やはり100%の確率で結果を出すというのは難しく、その数%及ばないという部分はとても心苦しく、悔しいです。

身体の構造とか筋肉とか、わかってないことも多いので、100%これっていうのがない世界なので、とにかく勉強し続けるしかない。

極められる日は来るのかな、と弱気になることもあります。

佐藤
佐藤
何事も100点満点というのは難しいですよね・・・。でも、その難しさがやりがいに繋がっていたりもしますか?
山崎さん
山崎さん
そうですね。苦しいですが、その分、やりがいを感じている方が大きいです。

昨日知らなかったことを今日知れるというのは、とても楽しい。1個成長したかな、と。

興味の強い分野だし、苦しいけど、苦ではないという感じですね。

難しくても、挫折することはないかなと思います。好きなことだからこそ、頑張れますね。

トラックの会社はすぐ辞めてしまいましたが(笑)。

佐藤
佐藤
今、まさに好きなことを仕事にされている山崎さんですが、「好きなことを仕事にしていくためのポイント」というのはどんなことだと思いますか?
山崎さん
山崎さん
まずは何でもやってみることだと思います。

例えば好きなことで起業するにしても、やってみてダメであれば、また会社員に戻ればいい。

好きなことを追求すれば、その分野では人並み以上の知識やスキルを養えるわけで、そうすれば雇ってくれるところはいくらでもあると思います。

考えたことを実際に行動に起こす人は、100人に1人と言われています。

なので、行動するだけで、100人の中の1人になれます。

本当に大切なのは、やった後、行動した後に出てくる問題を解決することですが・・・

やらないと問題も出てこないので、とりあえず行動してみるしかないと、僕はいつも考えています。

佐藤
佐藤
なるほどですね。ただ、どれほど頭で分かっていても、なかなか行動することができない人もいます。そういう人はどうすれば良いでしょうか?
山崎さん
山崎さん
なぜ行動できないのか、その理由をとにかく紙に書いてみると良いです。

頭の中だけで考えていると、すぐに忘れてしまうし、まとまらないです。

でも、紙に書いてみると漠然としていた理由がまとまってくるので、それを1個ずつ潰していけば、行動に移すことができるようになります。

現状に不満があっても、それを変えるための行動ができない、というのは、必ず何かしら、邪魔している要因があると思います。

それを潰していく感じですね。

僕はいつも、頭で考えていることは紙に書き出しながら仕事を進めていますが、意外とこれとこれが繋がっている、というのが出てきたりして、とてもおススメです。

佐藤
佐藤
山崎さんは、行動を起こすにあたっての「リスク」などは気にされる方ですか?
山崎さん
山崎さん
ほとんど気にしないですね(笑)。

独立する時も、金融機関からの融資などを受けたりしましたが、

「まあ、何とかなるだろう」

くらいに思っていましたし、実際、3~4か月くらいで経営は軌道に乗り、割と早くから赤字ではなくなりました。

これは別に、能力が高いとかそういうことではなくて、

「ちゃんとやるべきことをやれば、意外となんとかなるものだ」

ということだと思うんです。

好きなことを仕事にしていれば、モチベーションが尽きることもありませんので、行動することに対するリスクを恐れたりする必要はまったくないと考えています。

佐藤
佐藤
将来的にやってみたいことや目標などはありますか?
山崎さん
山崎さん
もともと独立する時に持っていた目標は、「5年後までに一人、スタッフを雇いたい」というものでした。

そこを今、目標に仕事を進めています。

それが10年後になってしまうか、2年後にできてしまうかは分かりませんが、何か目標を持たないとどうしても流されてしまうので、今はそこを目指しています。

佐藤
佐藤
なるほどですね。大変参考になりました。今日はお忙しい中、貴重なお話をありがとうございました!

 

山崎将太さんの運営する東京・立川の女性専用パーソナルトレーニングジム

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